こんにちはHikaruです。
今回は編入試験を検討されている大学生や大学院生に向けた記事になっています。
今回は私の体験を交えつつ、注意した方が良いと思うことについてお話しできればと思っています。
また今回の記事は「こうすべきだ!」という記事ではありません。
あくまでも「こんな考え方もあるんだな」といった見方で見ていただけると嬉しいです。
それではいってみましょう!
目次
編入したいなら指導教員へは早めに伝えておく方がいい
私は編入を3月ごろに決意し、すぐに当時の指導教員(以下“ボス”とします笑)に報告しました。
志望動機については長くなるので、また別の機会にお話しするとして話を進めさせていただきます。
具体的にした話は編入できれば大学院を辞めるつもりであること、当時行っていた研究の話、編入試験に推薦書が必要になる場合もあるので協力していただきたいこと、などをお話ししました。
当然研究を続けるものだと思っていたボスの印象は悪く、何度か引き止めのような面接をされました。
しかし何度か話し合いをして無駄だとわかったのか、それ以降は言われなくなりました。
後々感じたことですが、私の場合はこれでよかったと思っています。
編入試験を受験する上で選択肢を広げようと思うと、どうしても指導教員からの推薦書が必要になります。
別の記事でもお話ししたかもしれませんが、早めに話しておくことで受験予定校の推薦書へのサインや確認も非常に手早く終えることができます。
出願前に「推薦書がない!」と思って話そうと思ってもボスがいないこともあるでしょう。
そんなことを避けるためには基本的に早めにご自分の気持ちを伝えておくことをお勧めします。
研究や講義との兼ね合い
一度編入試験の会場で社会人の方に「大学生や院生はいいよね。責任がないから好きなだけ編入の勉強ができるじゃん」と言われたことがあります。
当時は愛想笑いをしてごまかしていましたが、今思い返しても腹が立ちますよね。
そんなことないですよね!
大学生や大学院生を勝手に暇だと決めつけてるのがよくわからないです。
その方が学生の時にまともに勉強されてなかったんじゃないか、と思うようにしてますが…
とにかく大学生や院生の方でも日常のタスクに追われることもあるでしょう。
研究で月に一度は進捗を報告しなければならないこともあれば、週に何度かは必ず出席しなければならない講義や課題があるかもしれません。
私の場合は色々と非常にタイミングが良い時に受験することができました。
院の講義も月に一度くらいでしたし、ラボでのタスクも投稿予定の論文に関する仕事だけに絞ることができたので、他の院生に比べれば比較的時間に余裕がある状態で受験時期を過ごすことができました。
しかしそれでも「他の全てを止めて勉強に集中できたらどれほど良いか」と何度考えたかわかりません。
しかし個人的には他の全てを止めることはあまりお勧めしません。
編入試験では情報公開があまりされておらず、受験成績の開示すらできない大学があります。
そのようなブラックボックス化されてる試験を受験するのですから、当然落ちた時のことも考えておくべきだと思います。
もちろん仕事や現在の立場を捨てて成功されている方もいますが、個人的にはリスクが大きいためお勧めできません。
それよりもなんとか日常のタスクを減少させ、編入試験に割く時間を増やせるかを考える方が良いと思います。
また大学生の場合、特に生物系の大学院に進むことも検討されておられるなら、その勉強は編入にも役立つはずです。
私の場合は落ちても受験し続けるつもりでした。
何度か相談した先輩に「落ちた時のことも考えておきなさい」と言っていただき、とりあえず編入先が決まるまでは院生の肩書を捨てないように院生としての仕事もしておこう、と思って行動していました。
研究や講義との兼ね合いはなかなか大変だと思いますが、受験生の多くの方々はそんな感じです。
これだけ大変でも受かる人がいるんだ、自分にもできるはずだ、とポジティブに捉えて頑張ってください。
うるさい外野の声は無視しよう
これはちょっと蛇足になりますが、編入試験を受けるにあたり情報が周囲の人に広がると思います。
「絶対に医学部に行く」と決意し編入試験に関してできる限り情報を集め、受験をすることについて親や周囲を説得したとしましょう。
しかし心無い人がテキトーなことを言ってくるかもしれません。
「医学部でしょ?難しいんじゃないの。」
「東大京大の人とかしか受からないんじゃない。無理だよ。」
こんなもの無視でいいです。
完全に無視です。
医学部ですし、もちろん編入試験はそれほど簡単なものでもないでしょう。
しかし合格できない試験ではありません。
東大京大の出身者しか合格しない試験では決してありません。
地方大学出身の合格者も大勢います。
こういうことに直面したらメンタルトレーニングの一種だと思って、できる限り心を穏やかに保つよう努めましょう。笑(でもこれって結構重要なことだと思います。)
ただ出身大学のレベルが高い人たちが合格者として多くなるのは当然のことでもあります。
それだけ勉強ができる、勉強方法を知っているわけですし。
ただ私が言いたいのは自分の出身大学だけを理由に諦める必要はない、ということです
また中には本気で心配してくれている人もいるかもしれません。
そういう方にはきちんとこういう試験で難しいかもしれない、でもどうしても頑張って医者になりたい、とお話しするのがいいと思います。
ただ編入試験は基本的に一年を通じて行われているので、こういった心無い中傷に傷付いている時間が非常にもったいないです。
そうでなくても受験の結果や日々の勉強から来る焦り、不安によってメンタルを左右されてしまうものです。
ですので、できる限り自分のメンタルを安定させるように努めておきましょう。
私の場合はすごく理解のある友人がいたので、いつも相談してガス抜きをしてもらっていました。
理解してくれる人に話を聞いてもらったり、適度に息抜きをしたりしておくのは重要だと思います。
まとめ
- 指導教官にはできる限り早めに伝えておこう
- 落ちた時のことも考えておくべき
- うまくガス抜きをしてメンタルを安定させよう
以上になります。
ちなみにですが、推薦書がいらない大学もあります。
推薦書を書いてもらえる人がいない、書いてもらえそうにない、どうしても指導教員に話せない、などの事情がある方は、まずそれらの大学を検討してみるのもいいかと思います。
こちらの記事にまとめてありますので、一度ご覧になってみてください。
非常に長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは!