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生命科学の勉強は何から始めるべき?高校生物って必要?

医学部編入

こんにちはHikaruです。

これまでに何度か「何を使って勉強しましたか?」「どうやって勉強しましたか?」といったご質問をいただきました。

そこで今回は生命科学で中心的に勉強していきたいところ、また高校生物が必要かどうかというところについてお話ししていきたいと思います。

それでは始めましょう。

目次

生命科学で抑えておきたいところ

まず必ずしなければならないのは細胞生物学や分子生物学の勉強です。

セントラルドグマ(複製、転写、翻訳)や細胞の構造、細胞周期など、生命科学の勉強を始める上で基本的な土台となる部分になると思います。

いきなり免疫学や組織学などから始めてしまってもきちんと理解することができないので、基礎となる部分を固めてから進めていくようにしましょう。

そのため、基本的な生命科学の勉強から始めることが重要です。

私自身は学部時代にEssential細胞生物学を購入していたので、それを使用しました。

また細胞の分子生物学(Essentialの上位互換書的なやつです)を先輩からいただいたので、辞書的に使用していました。

ただ一番効果的だと思ったのは、大学院試の時に作成したEssentialのまとめノートが役に立ったと思います。

一応下記に役立ちそうだと思ったリンクを貼っておきますね。

Essential細胞生物学
基礎から学ぶ生物学・細胞生物学
好きになる分子生物学

エッセンシャルは編入後も使用することがあると思うので、買っておいて損はしないと思いますよ。(ただし生命科学初心者にはあまり優しくないと思います。)

高校生物は必要?

当時編入試験を受験するにあたって、KALSの無料説明会&相談会というものが開催されていたので参加してみました。

そこで簡単な近年の動向やKALSで受けることのできるサポートなどをお話ししていただきましたが、勉強内容で「あなたはこの問題ができますか?」みたいな質問を受けました。

続けて「これは全て高校生物の範囲の問題です。これすらわからないということは大変です。一緒に頑張りましょう。」といった内容のことを言われたと思います。

まあ今思えばこういう受験者の不安を少し煽って入塾させようというものなのでしょう。

当時はめちゃくちゃ不安に思いました。

出題された三問中、答えられたのは一問だけだったんですよね。

ただ受験が終わった今思うのは、そこまで高校生物は必要じゃないということです。

私は高校時代、物理と化学選択でしたので、高校一年生の時に生物基礎(合ってますかね?笑)を少ししたくらいです。

その時の成績もクラスで39位/40人中くらいでしたので、全くと言っていいほど高校生物の知識はありません。

それでも編入試験で最終合格をいただけました。

今でも高校生物に関しては全く自信などありません。

高校生物を全くしなくてもいい訳ではありませんが、分野を絞って勉強すれば良いということです。

腎臓の機能や構造」は確か鹿児島大学などで出題されていると思いますし、ホルモンに関する出題も滋賀医科大学等であったと思います。

一方で植物に関しての出題は見た記憶がありません。

このように過去問を見るとどの分野の問題が出題されているかわかると思います。

志望校の過去問を確認し、必要な分野の勉強を進めていくことをお勧めします。

KALSのテキストは情報量が多い

以前一度ブログ内で触れたと思いますが、私はKALSのテキストは情報過多だと思っています

確かにKALSのテキストは非常に素晴らしいと思います。

あのテキストやカリキュラムを全てできるようになれば、おそらくほとんど全ての編入試験に適応することができるでしょう。

しかし問題は「全ての編入試験に対応する必要があるか」という点です。

私の目標は「医学部に編入すること」であり、「全ての大学の生命科学に対応できる力を身につけること」ではありませんでした。

編入試験を受験されている多くの方は、どちらかというと「この大学に編入したい」というよりも「早く医師になりたい」という気持ちの方が強いのではないでしょうか。

確かに全ての大学に対応できるようになれば合格する可能性は非常に大きくなるでしょう。

一方でそれにどれだけの時間を費やさなければならないのでしょうか。

そのため早期に結果を出すためにはある程度分野を絞って勉強を進めていくべきだと思います。

まとめ

  • 生命科学の勉強を始めるときは細胞生物学や分子生物学から
  • 高校生物を全てできる必要はない
  • KALSのテキストは素晴らしいが、情報が多すぎる

今回は生命科学の勉強について、簡単にお話ししてみました。

しかしKALSについては十人十色だと思います。

私の考えとは異なり、生命科学初心者の方でもKALSを利用して一年以内で合格されている方もいらっしゃるでしょう。

また紹介した参考書も、特にEssential細胞生物学などは生命科学に全く馴染みがない方にとって非常に負担が大きいかもしれません。

そのためKALSの生命科学の講座を一部とる or テキストを手に入れて勉強を進めていく、というのは良い方法の一つになるでしょう。

こういった勉強法に関しては、ある程度自分の中で戦略を立ててから進めていくべきだと思います。

自分にあった勉強法を見つけるには、自分と似た経歴の合格者を探してお話を伺うのも一つの方法でしょう。

それでは!

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