お久しぶりです、Hikaruです。
今回は編入生全般に当てはまる記事ではありませんが、僕の編入してからのお金事情についてお話ししていきたいと思います。
特にKALS等、編入試験には何かとお金が必要になると思いますので、参考になれば嬉しいです。
それでは始めましょう!
目次
学費
僕は二年前に学士編入試験を受験し、昨年度より現在の大学で医学生として生活しています。
学士編入を考えている時には「医者になってしまいさえすれば、簡単にそれくらいの投資は回収できるでしょ〜」と、あまり編入後の生活について細かく計算していませんでした。
入学後にも周りと話しているとそんな感じで、教授からは「医師になればお金はもらえるようになるのだから、医学書などの必要な投資を惜しまないようにしなさい」と言われたりしています。
ただ、もう少しお金に関してはしっかり考えておくべきだったと反省しています。
僕が入学したのは国公立大学で学費自体は一般的な大学とさして変わりません。(身バレを避けるためにざっくりとした金額になっています。)
入学金:25万円
学費(年間):55万円
大体これくらいです。
以前所属していた大学院では学費減免制度があり、そこに採用されていたので今回の大学でも採用されると思っていたのが甘い考えでした。
文科省では令和2年4月より「高等教育の修学支援新制度」というものを始めています。
これによると私のような編入試験入学者はそもそも支援制度の対象外ということでした。
それまでは入学金の支払い猶予等も適用されていましたが、入学直前の時期に「新制度の対象外なので、〜までにお支払いください。」というメールも大学から来ていました。
ただ、この新制度に漏れた大学生に対し支援を行なっている大学もあるようです。
全ての大学かどうかは分かりかねますので、入学予定の大学の授業料・入学金の減免制度などをよくご確認されることをお勧めします。
生活費
さて次に生活費についてお話していきましょう。
大体月の生活費はこんな感じです。
家賃:4.5万円
光熱水費:0.5~1万円
食費:2万円
生活必需品・遊興費・参考書など:2万円
特に昨年度はコロナのために自宅にいる時間が長く、食費が非常に浮きましたが、その分光熱費がかさみました。
田舎に住んでいることもあって、あまりいきたいと思うようなレストランが少ないことも食費の減額につながっているかもしれません笑
また家賃は共益費等込みで4.5万円程度なのですが、田舎ですとそれなりの家に住めます。
関西で一人暮らしをしていた時には風呂・トイレ別の物件を探しましたが、研究室から近いところを選んだために結構な額であったことを考えると非常に安く感じます。
また田舎ですので通学にお金はかかっていません。(自転車や徒歩)
僕は車を持っていないので維持費等もかかりませんが、車がないと結構気持ち的にきついです。(近所には何もないし、気晴らしに簡単に出かけることもできないので…)
あと個人的にすごく驚いたんですが、水道代って結構高いですよね。
以前住んでいたところではアパートとして契約してくれていたので月々0.15万円くらいだったんですが、今は0.25-0.3万円くらいです。
これは僕が世間知らずなだけでしょうか…
ですが、まあ大体1ヶ月で10万円程度ですね。
アルバイト
さあ、最後にアルバイトです。
これが個人的には一番言いたかったんですが、以前Twitterか記事でもお話したように確かに研究室でのバイト等も存在します。
僕も研究系のバイトをしようと思っていましたが、予想以上に時給が低かったこともあり結局応募しませんでした。
どの大学でも医学部では2-4年生で研究室に所属する期間が設けられていると思います。
この期間が僕の大学では長く、その研究室所属の医学生が雑用をやることになるためにあまり大っぴらにバイトを募集していません。
先生自身と話をして仲良くなったりすると「うちで働く?」とか「ちょっと雑用してくれない?」とかいうこともありますが、その雑用をしてくれる学生がそれなりに長い期間いるので、あまり重要視されていないんですよね。
しかもそれが毎年ともなると、わざわざ払ってまでやってもらう必要性もないかと思います。
また一般的に想像されるアルバイトも、地方なので賃金が結構安くあまりやる気にならないというのが本音です。
ただその中でも医学生となると時給が高額になる塾講師や家庭教師などの仕事もありますので、そういった仕事をこなしてそれなりに稼ぐということも不可能ではないかと思います。
ただ僕はそういった仕事にかなりの時間を費やすよりも、自分のしたい勉強をする時間を確保したかったので、リモートでできる仕事を不定期にしています。
ただあくまで“生活の足し”になる程度で、生活していけるだけの給与を得ているわけではありません。
自己投資の期間だと思っていてもお金がないのは結構辛いですが、なんとか生きているという感じです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
あまり良いお話ではなく、編入後の生活を不安にさせてしまうかもしれない内容でしたか?笑
僕がこれから編入試験を受験する、もしくはもう合格して編入までの時間があるという方に強く勧めたいのは、「リモートでできる」かつ「それなりに稼げる」仕事を探す、もしくは「編入後にもあまり金銭的な不安を抱かなくて済むように、今から貯金や金銭的支援の目処を立てる」ということです。
編入後は毎日講義を受け、帰ると課題や復習、テストのための勉強をするような生活になりますので、金銭的な不安はできる限り消しておくことができればベターです。
編入試験にもお金はかかりますが、医師として働き始めるまでに、年間60万円近くの授業料、それに加えて生活費がかかるため、その時期をどの様に過ごすかを想定しておくべきでしょう。
ここまで暗い内容を書いておきながらですが、編入したことに後悔はありません。また同じ大学に編入した同期・先輩たちも後悔はないようです。
それよりも「医師になる」という確固たる目標を叶えるために頑張る!という方が多いので、ある程度の覚悟は入学前にしておくといいのではないでしょうか。
ただ両親やパートナーの助けを得て生活している人だけでなく、自身でしっかり学費・生活費を稼いでおられる方もいらっしゃいますので、あくまでも「編入医(苦)学生」の一つのパターンとして見ていただけると嬉しいです。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!