こんにちはHikaruです。
編入試験に合格したら次は合格手続きです。
入学と同時に引っ越しを行われる方も多いと思いますので、できる限り出費を抑えたいところですが入学に関する費用は削りようがないですよね。
今回は合格後に必要となってくる費用について、代表的なものを見ていきたいと思います。
なお今回は多くの大学で採用されている二年次編入を例に考えてみます。
目次
入学金・授業料
2019年度入学者の国立大学医学部学費は入学金282,000円、年間授業料535,800円と全国で一律です。
(参考:河合塾 医進塾)
しかし千葉大学では、2020年4月入学者より年間授業料を642,960円とすると公表しており、国立大学も全国一律ではなくなります。
また東京医科歯科大学でも、2020年4月入学者より年間授業料を642,960円とすると公表しているようです。
また令和2年度より国の施策による高等教育の修学支援新制度が実施されることになりましたが、学士編入生についてはこの制度の対象外となっています。
よってこれまで行われてきた入学料免除や徴収猶予制度が廃止されることになったようです。
大学によっては入学手続きを行う時期が異なり、二次試験合格発表後に行うところもあれば、三月に行う大学もあります。
これまでは猶予申請を出しておきながら他大を受験することもできましたが、今回の制度変更により不可能となってしまいました。
よって複数校を受験される場合でもほぼ納入しなければならないことになりますので注意しましょう。
学研災と付帯賠責、そして付帯学総
次に保険料です。
私の進学した医学部では学研災、付帯賠責、そしてこれは付帯学総の三種類の保険への加入が義務付けられていました。
それでは一つずつ見ていきましょう。
まずはじめに学生教育研究災害傷害保険(通称「学研災」)です。二年次に編入するので支払う保険料は5年間分になります。
5年であれば保険料は4,050円となります。
ここに接触感染特約というものをつけると80円が加算されます。
次に学研災付帯賠償責任保険(通称「付帯災」)です。
こちらは数種類のコースがありますが、医学生ならCコース一択になります。
保険料は5年間で2,500円となります。
最後に付帯学総です。(京都大学のHPに付帯学総のパンフレットがありました。)
この付帯学総の保険料が非常に高くなっています。
こちらは京都大学のものを例に取っていますが、大学ごとに保証内容が異なるようです。
ただし医学科はほぼ加入が必須になっているようですので、5年間であれば45,000〜64,000円程度の保険料が必要となってきます。
保険料だけでまとめると、少なくとも52,000円程度が必要になってきます。
入学手続き書類が来て驚きましたが、保険料だけで結構かかりますよね。
臨床実習があるので仕方ないと思いますが、それでもなかなか痛い出費額です…
後援会費、健康組合費や自治会費
最後に医学部の後援会費、健康組合費と自治会費について見ていきましょう。
山口大学に入学した先輩からお話を聞いたので、そちらを参考にしていきたいと思います。
おそらくどの大学でも存在する医学科後援会ですが、その会費は大学によって異なるでしょう。
山口大学では一律75000円必要とのことでした。
次に自治会、健康組合の費用についてみてみましょう。
まず自治会費ですが、山口大学医学部学生自治会では医学科生の場合、入会金13000円、年会費2500円として計算されているようです。
そのため5年間で25500円となります。
健康組合費も同じく年間2500円として計算されているようでした。
そのため5年分で15000円となっています。
これらは必須ではないものの、多くの学生が支払っているとのことでした。
まとめ
今回は編入生が医学科に二年次する際にかかるお金をまとめてみました。
- 入学金で282,000円、年間授業料で535,800円必要。
- 加入必須の保険料だけでおよそ50,000円。
- 後援会費や自治会費、健康組合費などでおよそ115,000円。
ざっくり計算してこれくらい必要になってくるようです。
年間授業料を除いて447,000円、授業料を含めると982,000円にもなります。
※ただしこれらは大学によっても異なりますので、あくまでも参考程度にお考えください。
想像以上に入学時に大学に納める費用が嵩みますが、これだけではなく引っ越し費用も考えるとかなりの出費になりそうです。
編入試験を受験するためにも費用はかかりますが、入学後のことも考えておきたいところですね。