こんにちはHikaruです。
今年度はコロナウイルスの影響もあり、外部試験の受験を考えておられた方にとっては非常に厳しい状況になっていると思います。
特にTOEICは2020年3月開催予定のものから三ヶ月連続での中止が決定しており、6月も中止される可能性が高いと予想されます。
またTOEFLでは4/16から5/10にかけて、前試験会場での試験を中止しています。
「この時期までに受験しよう」と思っていた外部試験を受験することができず、スコアが取得できないといった方もいるかもしれません。
そこで今日は英語外部試験を実施している大学とその倍率について触れていきたいと思います。
それではいってみましょう。
目次
外部試験を採用している大学一覧
まずはじめにTOEICやTOEFLを採用している大学はどれくらいあるのでしょうか。
下の図をご覧ください。
これは2019年度の募集要項より、出願時に外部試験を必要とする大学をまとめたものです。
また赤文字の大学はスコア要件を出している(何点以上など)大学を表しています。
ここからわかるように出願時に外部試験を必要としているのはわずか8校であり、香川大学以外はTOEFL-iBTで対応できます。
一方TOEICで対応できる大学はこの中でも5校しかありません。
TOEICやTOEFLを要求する大学の倍率は低いのか?
英語外部試験を要求する、さらにスコアも求められるということは倍率が低くなる傾向があるのでしょうか。
気になったので調べてみました。
下記は各大学の入試データから引っ張ってきた編入試験のデータになります。
令和2年度(昨年度)の入試データを記載していた大学についてはR2、平成31年度(一昨年度)のデータしか見つからなかった大学についてはH31としています。(2020/4/21時点)
また岡山大学の編入試験データは、残念ながら見つけることができませんでした。
このデータから、他の大学に比べてそれほど極端に倍率が低い大学というのはないように思います。
例えば滋賀医科大学などは大変人気があるように思いますが、昨年度の倍率を見てみると6月に行われた第二年次後期編入学試験が14.5倍、11月に行われた第二年次編入学試験が18.7倍となっていました。(参考:滋賀医科大学HPより)
医科歯科大学の倍率が低いのは、単純に難易度を気にして出願される方が少ないからでしょう。
このように英語外部試験は倍率そのものに大きな影響を与えていないように思われます。
また富山大学では今年度合格者が8名(うち3名はおそらく追加合格)のうち、結局2名しか入学していません。
これは以前の記事でもお伝えしたように、追加合格を出すことを大学が嫌っている証でしょう。
追加合格の有無については他の大学でも見てみたいと思いますので、調べたものをまた記事にしようと思います。
では人が少なくなっていないにもかかわらず、外部試験を受験するメリットはあるのでしょうか。
結論から言うと、やはりその大学に行きたければ要件を満たす外部試験を受験すべきなのでしょう。
受験者が少なくなる、競争率が下がるから、といった理由で外部試験を受験するのはあまり賢いとはいえないと思います。
今年度は外部試験を受験できないため、他の大学に人が流れる可能性があり倍率にも影響を与えるかもしれません。
また今年度の募集要項が発表されている大学では、唯一富山大学がTOEICのスコアを募集要件から除外しています。
まとめ
- 外部試験を求める大学とそうでない大学で極端に倍率は変わらない
- 英語外部試験は志望大学の要件を満たすものを受験すべき
- 今年度は外部試験の実施状況に考慮して受験校を考える必要がある
以上今回は外部試験と倍率に注目してみました。
私の編入した大学でもコロナの影響を大きく受けていますが、今後も外部試験の実施に大きく影響していくと思います。
特にTOEICに関しては5月までの試験が全て中止されていますので、例年出願に必要とされている大学を志望している方は注意しておきましょう。
それでは!