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KALSは利用すべき?しなくても良い?

医学部編入

こんにちはHikaruです。

今回はKALSの利用についてお話ししたいと思います。

編入試験を受験する上で最も議題に上がる一つだと思いますが、私の経験を交えつつKALSによって得られるメリットデメリットについてお話ししていきたいと思っています。
この記事を考えるきっかけしていただければ幸いです。

それではいきましょう。

目次

KALSとは

KALSとは河合塾による医学部編入の最大手ともいえる予備校です。

毎年多くの合格者を輩出しており、2019年度でも述べ170人近くの合格者を輩出しています。(参考:河合塾KALS

他にも医学部再受験用の予備校や個人で行っている家庭教師のようなものは存在しますが、おそらくKALSの合格実績を上回る予備校は存在しないと考えていいと思います。

システムとしては通学コースと通信コースが存在し、基礎や完成といったいくつかのシリーズというものから構成されているようです。
全講座を受講しようとすると100万円を超える受講料が必要となりますが、科目やシリーズ毎に受講を選択することもでき、その場合は数万円単位の受講料が必要になるようです。

価格が非常に高いのは、KALS以外に編入試験に参入している予備校が少ないことも影響しているでしょう。

受講により得られるメリット

KALSを使用することによるメリット・デメリットについて考えてみましょう。

メリット
  • テキストを提供してもらえる
  • チューターや講師へ質問することができる
  • 過去問を利用することができる

KALSを利用するメリットですが、まずはテキストを提供していただけることでしょう。

医学部編入試験を受験することを決めても「何から勉強すればいいのか」と悩んでいる方が数多くいらっしゃると思います。

テキストを使用することで何をすればいいのか、どんな問題を解けるようになればいいのかを具体的に考えることができるのはメリットの一つになるでしょう。

次にチューターや講師に質問をすることができる、という点です。

編入試験で問われる生命科学は少し専門的な内容を含んでいるため、問題によっては自分自身の解答が本当に合っているのかわからない場合があります。

特に大学院などで生命科学を専門的に学んできた人ならまだしも、生命科学の勉強を始めたばかりだという方にとってみれば非常に勉強を進めにくいと思います。

疑問を感じた時に質問して答えてくれる相手がいるというのは大きなメリットになると思います。

最後にKALSで収集した過去問を閲覧することができる、という点です。

医学部の編入試験では一般的な大学入試と異なり、試験問題がまとまった赤本のような形で出回っていません。

試験問題をHP上で公開していたり問い合わせることで前年度の試験問題を送っていただける場合もありますが、中には問題の持ち帰りを認めていない大学もあります。

KALSでは過去問そのものだけでなく、問題の持ち帰りを認めていない大学の再現問題も所有しているようです。

私はKALSを利用していませんでしたが、そのような場合はメルカリなどのフリマアプリで購入するか、持っている方に譲っていただくかしかありません。

自力で過去問を集めるのは非常に面倒です。

この面倒から解放される&全ての大学の過去問を閲覧できる、ということはとても大きなメリットだと思います。

デメリット

次にデメリットについて見てみましょう。

デメリット
  • 受講料が非常に高い
  • 受講生のうち何人が合格しているのか分からない

最も大きなデメリットは受講料が非常に高いことでしょう。

一つの講座を受講するくらいであれば編入試験の検定料分くらいで済みますが、複数の講座を受講すると膨れ上がっていき、コースに登録すると100万円以上かかってしまいます。

「医師になれば回収できる」と考えているのでしょうが、それでもなかなか痛い出費であることは間違い無いですね。

次に受講生のうち何人が合格しているのか分からないことです。

下記の例を見ながら考えてみましょう。

  1. 有名な進学校であるA高等学校は、毎年東大合格者を輩出している。
  2. 都内有数の名門校であるB高等学校では東大合格者が50人であった。(卒業生300人中

さて、1と2を見てどのような印象を受けますか?

1だけを見たら「有名な進学校だし、すごいなあ」くらいに思うかもしれませんが、2を見た後だと1の東大合格者数や東大受験者、卒業生の数が気になりませんか?

KALSも同様で、170人の合格者を輩出している背景には必ずそれなりの数の不合格者がいると思われます。

またKALSの合格者のカウント数は「延べ人数」であることを認識しておかなければなりません。

つまり「一人で2校に合格している場合、合格者数を2名とカウントしている」のです。

また追加合格も合格としてカウントしているようなので、実際の合格者数(編入している人数)は公表されている数字から大きく減少すると思われます。

では実際のところKALSを受講している人のうち何人が合格しているのでしょうか。

これは調べてみましたが、わかりませんでした。(もしご存知の方がいらっしゃったら教えてください!

KALS自体は認識しているでしょうが、もちろんそんなデータは出さないでしょう。

合格者実績から考えて、多くの人が使えるノウハウや教材を持っていることは確かです。

しかし合格者を多数輩出している = 必ず合格できる & 自分にとって最適である というわけでは無いことをよく理解しておきましょう。

私は個人的にKALSのテキストは情報過多だと思っています
別の記事でも書く予定ですが、詳しくはnoteの方で最低これだけやればOK!というものを載せておりますので、よければご覧ください。

これは受講しておきたい!

しかし「これだけは受講したほうがいい!」というものもありますので、ご紹介したいと思います。

まず一つ目は公開模試です。

生命科学、英語、物理、化学の四科目の記述式模試とマーク式模試があります。

例年模試は年三回行われており、記述式は第一回と第三回、マーク式は第二回に実施されているようです。(参考:KALS公開模試

模試を受けることで受験生の中で自分の相対的な位置を確認することができます。

また周囲の受験生の解ける問題や解けない問題もわかるので、どういった問題ができなければならないか、また解けなくてもいい問題を確認することができます。

二つ目は過去問です。

メリットのところでもお話ししましたが、このメリットは非常に大きいです。

KALSでは何か一つでも受講すれば過去問を自由に閲覧することができるそうなので、一つだけ受講することをお勧めいたします。

まとめ

  • KALSの受講にはメリット・デメリットがある
  • メリットを最大限生かせるようにうまく使うべき
  • 特に過去問の収集には絶対良い

今回はKALSについて簡単にまとめてみました。

確かに金額は非常に高いですが、メリットを最大限生かせるようにコスパ良く利用したいところですね。

以上Hikaruでした。

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